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ハイデガー入門

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ハイデガーは20世紀最大の哲学者と言われています。その代表作は「存在と時間」でなんとも厨二心こすぐられるタイトルなんだと思い気になっていました。そこでまずハイデガーがどのような人物なのかを知るためにハイデガー入門を読んでいます。なぜハイデガーがこれだけ注目される哲学者になったのかというと、今までの哲学では「存在」ということを自明のものとして扱ってきました。ある対象はいかなる存在か、というのは問うてきましたがそもそも存在とは何かとは問うてこなかったのです。例えばハイデガー以前では「世界の原理は何か」、「神は存在するのか」、「自由の原因は何か」、「事物の落下の法則は何か」は扱ってきたのですが、ハイデガーはそもそも「ある」とは一体どういうことなのかを扱っています。

存在とは何か

ハイデガーが扱う存在の概念を翻訳するのは難しいということなのでここでは著者が大きく3つに定義を分けて紹介しています。ハイデガーはこれらの解釈を意図的にか混同して使っています。

1 存在者がそれにあずかって存在者たりえているもの
2 存在者が存在者であることを可能にしているもの
3 あるという言葉で了解されているもの

認識問題

近代哲学における最大の中心問題に認識問題、いわゆる主観ー客観問題があります。人間の認識能力は果たして客観を正しく把握しているのか、というのを問題にしています。ここではカントのいう認識とニーテェのいう認識の違いについて言及しています。

カント図式

りんごがあります。まず神からみる完全な認識、客観それ自体のりんごという認識があります。その劣化バージョンである人間の認識としてツヤツヤして美味しそうなりんご、という認識があります。その劣化バージョンの猫の認識として丸くて堅いもの、という認識があります。、、というように絶対的な認識である神の認識を基準として様々な認識があるという考え方です。

ニーチェ図式

一方ニーチェの認識には神は存在しません。世の中の生物の数と同じだけ認識があるというカントの考えから神の認識を引いたものになります。数は1減っただけなのですが、絶対的な認識がなくなってしまったのでそもそも客観というのは存在せずに、あるのはただカオスだけという考え方になります。

まとめ

普段抽象的に思っていることをきっちりと言語化して理解しようという姿勢は見習いたいと思いました。ハイデガーは今までの哲学者の考えていることを批判して新しい考えを作っていくのではなく、そもそもの根本から疑った人物です。なぜ存在そのものを考えようとしたのか、それを理解することで何か変化があるのか、具体的にどのようにして存在そのものを定義していくのか、を探っていきたいと思います。

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