リスク
スコープ、スケジュール、コスト、品質などプロジェクトの目標に影響を与える深実な事象のことです。現在起こっているものは問題であり、未来に起こるかもしれない問題のことを指します。既知のリスクと未知のリスクがあり、後者の予測は不可能なのですが、その不可能なリスクのマネジメントも必要になります。
リスクマネジメントの流れ
リスクマネジメント計画
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リスク特定
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定性的・定量的リスク分析
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リスク対応計画
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リスクコントロール
まずはじめにどのようなリスクがあるのかを考えます。リスクを考えるときはプロジェクトのメンバーだけではなく他の部門や会社の有識者を入れてプロジェクトのプロセスをたどり、契約、環境、リソース、技術、外部、マネジメントの視点で考えます。ここで注意することはリスクマネジメントでマネジメントするものはリスクそのものではないということです。リスクを特定してそれを分析、対応策の立案、コントロールのプロセスをマネジメントすることでリスクが生じた時にプロジェクトへの影響を最小限に止めることを目標とします。
まとめ
リスクマネジメントは将来起こりうる予測不可能な悪い影響に備えてマネジメントをすることです。予測できないことはごまんとあるのですが、それに対して何もしないのでは実はそれ自体のリスクがとても高いということが言えます。それが起こってしまった場合には必ず考えた通りにはことは進みません。これが納期が決まっているプロジェクトの話になるとリスクマネジメントが重要だという意味がわかります。不確定要素にかかるコストを計上して準備しておくことは時間も手間もかかるかもしれませんが、もし不足の自体が起こってしまった場合にリスクを軽減させ、決められた納期に間に合わせることができるかもしれません。もちろんそのリスクの程度やその程度のリスクには具体的に幾らの資金が必要でと言った決まられた時間や予算で最善の対応策を考えないといけません。その仕組み作り自体もリスクマネジメントに含まれているのです。