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ロックンロール3

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 今日は朝から面接がありました。最初の挨拶などは辿々しく、まずいと思ったのですが、面接はうまくいきました。面接官の方が良い人だったので、この会社でも良いかなと思ってしまったほどです。一点、問題があるとすれば、質問ございますかと聞かれた際に大丈夫ですと言ってしまったところです。聞きたいことは全部お聞きすることができましたので質問はありませんと言えばまだまるでした。最初の挨拶と最後の挨拶をもう少しきちんとできれば良くなると思います。

 面接場所は大阪だったので電車に長く乗っていて考え事ばかりしていました。本を持ってきていて良かったと思いました。今日読んだ内容は日本のロックの流れを学びました。日本語で海外のようなロックンロールを真似るのは音の響き的にうまくロックにならないので、独自のロックンロールを作っていく流れになっていきました。ブルースとロックの要素を融合させたはっぴいえんどを発端にその流れは強くなっていきました。やがてエンターテイメント志向になっていき、自分の内情を歌う日本らしさも取り入れられてきます。日本はどうしても輸入文化があるので、海外から入ってきた文化を目指す傾向が出てきてしまうのですが、日本の独自性を目指していく人たちが出てくるのも当然の流れだと思います。こうやってロックンロールの全体像をみてみるともっと音楽を楽しめるような気がします。この本の影響でサディスティック・ミカ・バンドの黒船を再度聴いてみました。一回聴いたことがあると思うのですが、タイムマシンにお願い以外は初めての感があります。1974年にリリースしたアルバムで、ピンクフロイドを手掛けていたプロデューサーのクリス・トーマスが制作に関わっています。時代をモチーフにしたコンセプトアルバムとなっていて、一曲一曲も楽しいのですが、アルバムを通して素晴らしい出来だと思いました。

 もう一つ、兵庫県立美術館に行ってきました。ファッションデザイナーの皆川明さんの「つづく」という個展がやっていたのでみにいきました。皆川さんがデザインを通して継承することをメッセージとしているように思いました。そこで一番ハッとさせられたのが、服一つ一つに思い出が詰まっているということ。普段見た目がかっこいいからだとか、お洒落に見えるだとかを意識していたのですが、ファッションの本質はそういうものではないということに気づかされました。もちろん、自己表現の一貫として自分の内政世界をファッションで表現するというのは大事だと思うのですが、その服にどういう意味が込められていて、どういう人が作って、どういう経緯で自分の手に渡ったのか、そしてその服と一緒に眠っているイメージだったり、記憶はどういうものなのか、というのをもっと大事にしていこうと思うようになりました。普段出かける時は変な考え事ばかりしてしまうので、こういう、本質的な部分ときちんと向き合っていきたいと思いました。本質的と言ったのですが、どういうことかというと、せっかく記憶として脳が保存してくれているものを、そのまま日々の考え事で忘却していくのはもったいなく、記憶として残っている、もしくは思い出すことのできる出来事というのに、実は大事なものがあるのではないかと思うからです。それはなぜかというと、人間は合理性を追求するようになっているようですが、自然の状態の人間というのは、案外無意味だったり、非合理的だったりすると思うからです。記憶に残っているのも、あとでその記憶を何かに活かそうとしているのではなく、意味はないけど、結果的に残ってしまったという風に考えるのがなんだかロマンチックだと思いました。もう一つ心に残ったことは、循環です。継承とも言えるのでしょうか。生物は遺伝子によって生かされていて、次の世代へと継承することで遺伝子を生き残らせようとしています。この継承がなければ、遺伝子は次の世代へと生き残ることはできません。なぜ、わざわざ遺伝子は継承というプロセスを作ったのでしょうか。永遠不滅の遺伝子は存在しえないけど、それにむけて頑張っているということなのでしょうか。永遠を目指すために必要な儀式が継承ということなのでしょうか。そう考えると、継承というのは、徒労という風に捉えることができますね。川端康成はこの徒労に美を見出していました。自分も美しく生きることができるのでしょうか。

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