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人類とは

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 「砂漠と文明」を読み終わりました。この本は文明が始まる前の人類は砂漠から始まったので、砂漠での人類の生活と文明を研究することで人間とは何者なのかを考察する本です。なぜ砂漠地帯から人類が生まれたのかというと、砂漠地帯で豆類やイネ類の植物が発生し、その植物を消化できる草食動物が砂漠地帯に進出し、それを人類が狩るという構想が出来上がったからです。まずは砂漠地帯にそれに適応した植物が生まれ、その植物を食べられる草食動物が生まれ、後にそれを食する人類が現れるといった相互作用的に誕生しました。その草食動物を家畜化することで牧畜が生まれ、文明が誕生しました。砂漠地帯に対する湿潤地帯はというと、ツエツエバエが生息し、草食動物が住むことができませんでした。このために草食動物を媒介にした交易が盛んになったり食物にしたりと人間が住みつくことはなかったと考えることができます。ここまでで人類は砂漠から生まれたと言っても過言ではないことがわかりました。そこから文明が発達し、商業が盛んになり、人間が色々な地域で暮らすことができるようになりました。馬やラクダを使って商品を運ばせて別の地域に行っても暮らすことができるようになり、散り散りになり、文化が発展しました。ここから初めて生物が環境に適応するのではなく、環境を作っていくということをはじめました。また馬やラクダのおかげで軍事力が向上し、国同士が争うようになりました。そこからしばらく国が誕生し、その国同士が争って領土を奪い合いというのが繰り返されるのですが、15世紀に大きな転換点として、人類が海を渡るようになりました。コロンブスが大西洋を渡り、新大陸を発見したのです。ここから陸上交易から海洋貿易が盛んになり、海岸部の国々が栄えるようになり、国同士のやりとりの効率が著しく上昇し、文明の成長スピードが格段に上がりました。どんどん戦いもレベルが上がっていき、国同士の争いの規模も大きくなり、さらに技術の発展が追い討ちをかけ二度の世界大戦が起きるまでになってしまいました。この大雑把な流れから人類は砂漠から発展したことがわかります。著者はこの砂漠の研究から人類が何者なのかを考えました。その答えは出ていないのですが、ヒントとなりそうなものは見つかったようです。乾燥地帯は食物だったり飲料だったり、物資が不足しています。それを補うために牧畜を使った交易が盛んになり、お互いが助け合うように発展していきました。その文化からイスラーム教やキリスト教、仏教が誕生しました。砂漠地帯では根元的に相互扶助の精神が散見されます。これは人間存在の本質的存在性といっていいのではないでしょうか。

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