創造性とは
創造性とはここではただ単にものを生み出すという意味ではなく、その生み出したものによってどのような問題を解決することができるのかまでを創造性と呼んでいます。ここまで人間が文化を発達させ、生きながらえることができた理由はうまく想像と保守を繰り返していった結果だといいます。しかし、世の中が資本主義で合理性を追求していった結果、地球環境に多大な影響を及ぼし、地球に住んでいる生態系全体に影響を与えています。筆者がいいたいことは人間至上主義から離れて、人間は多様な生物の中のほんの一種でしかなく、他の生き物と相互作用的に共生していることを自覚するべきということです。そのために創造性は必要だと述べています。
学んだこと
一番心に留めておこうと思ったことは問題解決能力の大事さについてです。なぜ問題解決能力が必要かというと、人間が問題を解決をして、生きることを維持して、また新しい問題が起きて、それをまた解決しての繰り返しで現在があるからです。問題解決というのは生物にとっての本質的な能力だということを学びました。数学の問題が解けた時やクイズを解けた時に人は楽しいと感じます。この楽しいと感じるのは、問題を解決するという行為が人間にとって必要だと遺伝子が判断しているから生ずると考えることができます。筆者はデカルトの考えと違う考えを持っていて、具体的にいうと、デカルトの考えでは、世界を外側から眺め、それを眺めている自分というものをまず認識します。しかし、筆者は自分は外側にいるのではなく混沌の中に存在していて、そこで自分を認識します。問題を外側から眺めて考えるのではなく、内側の問題として眺め、行動せよと言っています。自分にとって大事だと感じた部分を保守していくために創造力を鍛えようと思いました。