今日は面接がないのでダラダラしていました。「進化しすぎた脳」ももう直ぐ終わりそうです。ここまでの話を簡単にまとめると、脳は人間の体から受け取る信号を解釈して再度信号を送り、命令する役割を持っています。この信号は体内にある神経細胞を介して脳に送られるのですが、一回の信号で約100個の神経細胞を使います。なぜこのような面倒なことをしているかというと、複雑な動きを可能にするためでこのおかげで人間が心を持っていると考えられる。なので実際には今を体感しているのではなく、神経細胞を介して認識してそれから体を動かす必要があるので過去を見ていることになる。なので厳密に言えば今を認識することはできない。神経細胞は結構いい加減で次の神経細胞に伝達するのは確率的に決まる。人間にとって重要なこと、例えば細胞が破壊されるような熱さを感じた時や意識的に重要だと判断する部分は伝達する確率が高くなる。神経細胞が次の神経細胞に信号を伝達する方法は、まず神経細胞の入り口から送られてきた信号を出口に送り、その出口にシナプスと呼ばれる信号を伝達物質を通して次の神経細胞に送る仕組みを使う。信号はそもそもどのように送っているのかというと、電気が流れている。この電気は日常的に使っている電気ではなく、イオンによって発生する電気で、絶縁体も通すことができる。このイオンのプラスマイナスを変えて波を起こして信号を伝えている。なのでコンピュータが行っている0と1の信号と仕組みは同じなので人間も同じようにできているのは驚きました。では機械と人間とで何が違うのでしょうか。それは複雑性です。コンピュータは送られた信号を絶対的なものとして扱い、基本的に一方向です。しかし人間の場合は多方向に信号を送ることができ、しかも信号の解釈が曖昧だったりするのでそのおかげで応用し、環境に適応することができます。これが人間とコンピュータの違いだと言われています。なのでもし将来この複雑性と曖昧性を機械で再現することができれば感情を持ったアンドロイドができると考えられます。しかし、アンドロイドと人間では体の作りが全く違うのでアンドロイドは人の心を理解することはできないし、逆も然りだということを著者は言っています。この本を読んでから、人間と機械の距離が自分の中で近くなったのを感じました。しかしこの曖昧性のおかげで人間はいろんな感情を抱くことができるので楽しまないと損だという気も起こりました。この曖昧性を使ってこれからの人生を納得のいくものにしたいと思います。
進化しすぎた脳3
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執筆者:hyou