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ペルソナ

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 バイト前に本屋で「ペルソナ 脳科学の闇」という本を読みました。東京の電車の広告に度々出ていた本でなんとなく読んでみたのですが、この本はどんな本かというと、著者は脳科学者の方で内向的な方だったのですが、その原因は何かと脳について勉強するようになり、人間生活の中では脳のこんな働きが隠れているという本です。例えばペプシコーラとコカコーラで二つを飲ませどっちが美味しいかというのを聞いた場合にブランド名を伏せた場合と見せた場合でその比率が変わるという実験がありました。つまり、脳にはブランド名による処理と味覚の処理の二つの方法で味の好みを決めているのです。いかにブランドの印象が大事かがわかりますね。そのほかにはホンマでっかTVで著者が出演した時の思い出が書かれていました。著者はトークが昔から苦手だったのですが、出演者の芸人さんやタレントさんをベタ褒めしていました。コミュニケーション能力がバケモノで著者がいう言葉からどのように言葉を拾ってそれを面白く料理するのかを考えることが抜群にうまいのです。マツコデラックスに関しては言語の感受性を褒めていました。芸能人はおしゃべりで番組を面白おかしくしているのですが、普通に考えればやばいですよね。何気ない会話の中からいかにして言葉を拾って面白くするのか、そこからどのように話を広げてどういう展開をするのか、これはただのおしゃべりとして認識するよりは時間芸術といってしまってもいいかもしれないと思いました。そこにギャグが含まれてしまうのでどうしてもその認識は難しいのですが、なぜギャグが芸術性を帯びないのかを考えたいと思います。確かに美術館とかではみんな真剣モードで観察し、笑えるものはおいていないように思います。この前行った森美術館で村上隆の作品でそれに近しい作品があったのですが、笑えるとまでは行かずにうまく芸術に落とし込んでいる印象を持ちました。これはどこかにギャグとアートの境界線が潜んでいると考えることができます。ギャグ=低俗という感覚がどうしてもあります。それはなぜかと考えると、思考のレベルが低いからなのか、それとも笑いには一時のその場しのぎ性しかないからなのか、お笑いは緊張と緩和ということを明石家さんまが言っていたのですが、まさにそれにギャグの本質が潜んでいるように思います。緊張状態からいかにしてほぐすのか、ずっと緊張状態のままでは疲れてしまうのですが、それを緩和し、バランス良くその場のノリを作るのがお笑いということなのでしょうか。お笑いの本質は全体として物事のバランスをよくする仕掛けという結論が出ました。なのでギャグが低俗で芸術性がないと考えるのではなく、その全体としての一部だから芸術性がないと思われるし、低俗だと思われると結論づけることができます。ペルソナの次に読んだ本は「エピクトテスならこう答えるね」という本です。この本は1〜2世紀頃のエピクトテスという哲学者がみんなの悩み相談をしていたというので現代の悩みもその方式で考えてみようというものです。今日はこの本の中で自分にピッタリの言葉が見つかったのでそれについて書きたいと思います。それは権外と権外の区別を付けようというものです。どういうことかというと自分でどうにかできる問題とそうでないことの区別をつけるということで、例として実際にエピクトテスが行った相談について書きます。相談者は斬首刑を言い渡されて、エピクトテスに「なぜ私は斬首刑にならなければならないのか?」という質問に対して、エピクトテスが「それならみんなが斬首刑になればいいのかい?」と答えたのです。どういうことかというと、その時代ははこうやって上のものから死刑を言い渡されるのが普通だったのですが、今でいうリストラとかいじめとかそういう類かもしれませんが、エピクトテスは斬首刑になるかならないかは自分の力が及ぶ範囲外なので、それよりも自分ができる範囲での物事を考えろということなのです。自分の死ぬことは決められたのでそれについてとやかく考えてもしょうがないのでそれまでで自分にできることを考えなさいととても真っ当な考えで感心しました。この考え方は複雑に生きる現代の若者にこそ身につけるべきだと思いました。

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